弊社取扱のカップリングはガスケットへ予め装着をスムーズにするための潤滑パウダーが塗布されていますが、より施工を確実にするため本スプレーのご使用をオススメいたします。
塗布を怠るとガスケットが配管シール面に馴染まず漏水の原因となります。
またガスケットとハウジングへの塗布不足もメタルタッチ不良の原因となります。
ガスケットシール面と配管シール面以外に、ハウジング部分への塗布も必要です。ハウジング内での潤滑不足はガスケットのよれや、装着にムラが発生し着実にシールされない場合があり水圧テストの際などに漏水する原因となります。
空の配管の状態で施工した可とう式ハウジング継手は、水圧テストを実施する前はガスケットでシールしたパイプの間が密着している状態から、 END GAP(E寸法と呼ばれる)パイプ間の間隔が圧力が上がるにつれ広がり、ガスケットもそれに伴い若干動きます。
施工直後(極端な場合) 施工後、水圧テストや熱膨張した場合
上記のようにパイプの移動とともにガスケットに対しても「何らかの」作用が発生します。よく「施工後は漏水等問題なく水圧テストはクリアするが、後々に漏れる」原因として下記のような状況が考えられる。
- 洗剤・石鹸等を使用し、後々の潤滑不足による要因。
- 全く専用スプレーを使用していない
- 塗布不足
- 適切な箇所に塗布していない。
- ややラッパ状態の管端と馴染まず、ガスケットが配管エンド部への引っ掛かり等
- その他
固定式カップリングにはE寸法はありませんが、接続の際にパイプ間の芯が出ていない場合、オイルスプレー塗布不足の場合、無理やり組み込むことでガスケットへのヨレやハウジングへの負担から漏水の原因になる事も考えられます。
漏水は複合的な要因や原因で発生する場合が多く、オイルスプレーをしっかりと塗布することによりその発生要因を一つでも減らせるようにしたい。