2種類の転造方式-U溝と角溝とは-

ロールグービングマシンの上ローラーには角溝の他にU溝という方式も存在する。グルーブ 溝形状は加工機の冶具の形状により角溝とU 溝の2種類の転造ができます。
U溝は現在では一部流通しているグルービングマシンに装着されている可能性があります。

角溝

配管のグルーブ加工した溝幅とハウジング爪部の間に余裕があり、 可とう式カップリングを使用した際に伸縮性が大きくなりますので、冷温水配管等 の温度差による管の伸縮がある場合に用います。

U溝

U溝式上ローラで転造された グルーブ溝はイラストのようにU字に形成されている。イラストはやや誇張されているが、溝とハウジング爪部が接触し、伸び方 向に対して即止力が働き、伸縮がほとんど ありません。しかし摩擦で固定してるため、爪で固定する方式やハウジングを締め込むことにより固定力を発揮する方式程に強固でなない。

※U溝に固定式カップリングを使用するとメタルタッチに支障が出ます。